発達障害を抱えた子の可能性を伸ばす指導(2)高校進学における課題


明蓬館高等学校校長 日野 公三

学習意欲を持つ発達障害の生徒たちは、一度は全日制高校への進学を希望するが、彼らが必要とする「個別的な配慮」と「対応」ができない学校側の事情により、入学が許可されないケースがある。

高校進学者全体の中で、発達障害がありながらも高校への進学をかなえた生徒の数はわずか2.2%である(2009年、特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議・高等学校ワーキング・グループの報告)。

仮に進学できたとしても、特異な障害特性・認知特性・学習特性があるために不登校や引きこもりなどの二次的障害をひき起こしやすく、高校生活からの離脱を余儀なくされるケースも多く見られる。……

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