発達障害を抱えた子の可能性を伸ばす指導(8)言葉掛けの重要性


明蓬館高等学校校長 日野 公三


私たち明蓬館高校の教職員には生徒への言葉掛けで守っているルールがある。特に、以下の「症候群」は固く使用を禁じている。
「なんで、なぜ」症候群

「なんで〇〇したのだ」「なんで〇〇しなかったのだ」という言い方は、恫喝(どうかつ)口調になりやすい。

「〇〇しちゃ駄目」症候群

「○○しないと駄目」「○○しちゃ駄目」は、話す側が「なぜ駄目なのか」、その理由をよく理解しないままに使うケースがある。対案が出せないときに安易に使うケースも多い。全く伝わらない言葉であり、私たちにとって禁句中の禁句だ。

否定形で終わる言葉を投げ掛けられると、次にとるべき具体的な行動が想定しづらくなり、積極的に取り組もうとする生徒のやる気をそいでしまう。……

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