小学校から高校までを1冊に「キャリア・パスポート」が描く軌跡(1)キャリア・パスポートとは何か

筑波大学教授 藤田 晃之

新学習指導要領の総則は、児童生徒が「学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること」と明示している。

さらに、特別活動では「学校、家庭及び地域における学習や生活の見通しを立て、学んだことを振り返りながら、新たな学習や生活への意欲につなげたり、将来の生き方を考えたりする活動を行う」際に、児童生徒が「活動を記録し蓄積する教材等を活用すること」と定めている。

これを受け、文科省は各都道府県教委などに向けて事務連絡「『キャリア・パスポート』例示資料等について」を3月29日付で出した。……