小学校から高校までを1冊に「キャリア・パスポート」が描く軌跡(5) 対話的な関わりが重要


筑波大学教授 藤田 晃之


すでに述べたように「キャリア・パスポート」とは、「小学校から高等学校を通じて、児童生徒にとっては、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり、振り返ったりして、自己評価を行うとともに、主体的に学びに向かう力を育み、自己実現につなぐもの。教師にとっては、その記述をもとに対話的にかかわることによって、児童生徒の成長を促し、系統的な指導に資するもの」である。

ここで特に重要なのは、児童生徒が自らの学びのプロセスを見通し、振り返りながら、自己評価するための教材だという点だろう。

当然ながら、子供の成長・発達は階段を上るように直線的に生起するとは限らない。……

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