
関西学院初等部教諭 森川正樹
私にとっての「書く」
私にとって書く行為は、自分を向上させるための習慣になっている。それはもはや愛着に近いかもしれない。書くことが好きなのだ。小さい頃からずっとメモを取っているし、教師になってからはメモはもちろん、ずっと授業記録を取っている。
「書く」は自分を見つめ、経験を固定し、自分を変えていく行為である。「書く」は常に思考を促す。常に当事者意識を持って考える習慣が身に付く。
教師になろうと思っていた学生の頃、「教師になったら自分が続けている、〈書く〉ことのすてきさを伝えよう」、そう思っていた。……
この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。