小学校から高校までを1冊に「キャリア・パスポート」が描く軌跡(6)学年・学校間の引き継ぎと活用


筑波大学教授 藤田 晃之



 「キャリア・パスポート」には、児童生徒の個人情報が含まれると想定される。そのため、原則的に学校が管理・保管する必要がある。紛失や破損などの事故、児童生徒間の心ない落書きや書き込みを未然に防止する上でも有効だろう。

 キャリア・パスポートは、学年間や校種間の確実な引き継ぎが不可欠である。学年間ならば担任同士で引き継ぐことになるが、校種間ではそれぞれの地域や学校における「創意ある措置」が求められる。

 例えば、公立の小学校から中学校へ引き継ぐ場合、指導要録と同様に取り扱い、学校間で直接やりとりできるようにするといった工夫がほしい。……

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