通常学級における教育のユニバーサルデザイン(8)つまずきを想定した授業のデザイン


星槎大学大学院教授 阿部 利彦




子どもの頃に憧れの先生に出会ったり、学校行事で仲間と協力する楽しさを知ったり、分かることの楽しさを経験したり――。教師になった方の多くは、学校がそういったすてきな場所として心のどこかに存在しているのではないでしょうか。

「分かる」楽しさ、「できる」達成感を何度も味わってきた教師にとって、「分からない」「できない」子どものつらさは想像し難いものです。

しかも「つらい体験があったが、努力して乗り越えてきた」、あるいは「先生の強い指導で追い込まれることで、できるようになった」体験があると、自分が教師になったときに、子どもにも同じことを要求してしまう場合があります。……

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