通常学級における教育のユニバーサルデザイン(10) 自らの教え方を問い直す


星槎大学大学院教授 阿部 利彦


 私は「全員参加の授業を目指す」という言葉に最初に違和感を覚えた者の一人です。ですから、「全員参加」「全ての子に」という言い方をしないように心掛けています。

 ただ、「全員参加」を否定しているわけではありません。そこが「多様な参加の仕方を保障した学びの場」や「それぞれの参加の仕方を大切にする場」であるなら、そういう意味での全員参加の授業を子どもたちとつくっていきたいと願っています。

 また、見通しを持たせることが本当に重要なのかという点を含め、「授業のユニバーサルデザイン」の考え方を絶えず疑ってもいます。……

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