校長発のPTA改革(1)PTA改革は学校改革

神戸市立桃山台中学校校長 福本 靖

最近、PTAの在り方を問う記事や情報が、マスコミやSNS上で盛んに取り上げられるようになりました。PTAに関する問題点を指摘する声や動きは何年も前からありましたが、ここにきて急速に拡大し、大きなうねりとなってきています。加入の強制、個人情報の管理、会費納入方法や使途など、さまざまな課題が一気に噴き出したように感じます。これまで「任意団体だから……」と静観していた行政も、一部で「これ以上放置できない」と「PTAの手引書」を作成するなど一定の関与に踏み切ったり、4月の統一地方選ではこの問題を首長選挙の公約にする候補が当選したりと、動きも活発になってきています。

PTAの歴史的経緯や法律的位置付けから判断すると、現在、問題点として指摘されている課題のほとんどは早急に改善されるべきものであり、すでに議論の余地はなくなっています。今後、多くの学校では、いかに混乱なく改革するかに焦点が移っていくと思われます。

このようにPTA活動が大きな曲がり角に差し掛かり、その根本的な在り方が議論されるようになったからこそ、私が前任校で取り組んだ活動内容の大幅な見直しや、それによって大半の役員が立候補で決まるようになったPTA改革が、少なからず注目していただけるようになったのでしょう。……