学校の当たり前を見直す 教育活動のエビデンス(5) エビデンスで「授業協議会」を見直す


岐阜県養老町立養北小学校教諭 森 俊郎



ある学校の公開研究授業の後に行われた「授業協議会」での話である。このときの授業者は若い女性のB教諭だった。協議会では、B教諭の児童の発言の受け止め方について否定的な意見が出た。児童の「~だと思います」という発言に、同じ内容をそのまま「~なんだね」と繰り返す、おうむ返しのやり取りが何回か見られたためだ。参観したベテラン男性教諭は「B先生は子供の発言を繰り返していたが、あれでは、他の子供が発表する子供の発言を聞かなくなる。全く意味がない」と語気を強めて言った。B教諭は「私の指導が不十分でした」と反省していたが、同席したA教諭は「全く意味がなかったとまで言えるのだろうか」と疑問に思った。

こうした場面でも、エビデンスの活用は効果的だ。

「児童の発言に対する教師の繰り返し」に関するエビデンスを検索してみると、大規模な調査研究ではないが「リヴォイス」に関する情報が手に入った※。……

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