見落としがちな道徳の本質~教師は何をすべきか Do & Talk !(2)道徳科における主体的・対話的な学び


東京都教職員研修センター教授 朝倉 喩美子


 新学習指導要領では、全教科・領域で「主体的・対話的で深い学び」が追究されている。道徳科においては「考え、議論する道徳」を目指し、話し合い、議論など、対話的な活動を取り入れたさまざまな指導方法が提案されている。

 新指導要領での道徳科の目標は「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を(広い視野から)多面的・多角的に考え、自己の(人間としての)生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」こととなっている(かっこ内は中学校)。

 この文章の主語を考えると、「道徳性を養うために(中略)道徳的な実践意欲と態度を育てる」のは、教師である。……

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