【教育活動のエビデンス】「校内研究」を見直す


岐阜県養老町立養北小学校教諭 森 俊郎



4月、B中学校の職員室は重たい空気に包まれていた。年3回の公開授業を誰が担当するのか話し合いが持たれたものの、なかなか決まらないのである。B中学校では例年、学期ごとに1回授業公開することが校内研究で決まっており、公開授業までに単元指導計画や板書計画など、A4用紙8枚程度の指導案を作成するのが慣例となっていた。従来は若い教員の研修の場として位置付けられていたが、今年度は適任者がおらず、会議は行き詰まっていた。研究主任となったばかりのA教諭は困り果ててしまった。

公開授業による校内研究は、日本の教員研修の素晴らしい文化と言える一方、公開授業を拒絶したり、進んで校内研究に取り組もうとしなかったりする学校もあると耳にする。また、何枚にも及ぶ指導案や研究紀要作りに追われ、教員の多忙化に拍車をかけてしまうこともあるようだ。

このように、校内研究に重たい空気の漂う学校にこそ、エビデンスが効果を発揮する。……

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