【IN-Child】子どもを取り巻く環境の変化と教育


琉球大学教育学部教授 韓 昌完


 子どもを取り巻く環境は日々変化している。家族構成や地域関係の変化をはじめ、ICTの発展により情報源の多様化(検索エンジンや動画配信サイト、SNSなどのネット中心社会)、VRやARといった新感覚ゲームの登場、AIによる作業の自動化が進んだ。携帯アプリも多様で、端末ひとつで日常のほとんどのことを実行できる。

 また、生物学的には120歳まで生きることが可能と言う学者もいる。今の50代、60代が生きてきた社会は80歳で長寿とされ、彼らが20代の頃、残りの人生は60年という計算であった。しかし、今の子どもたちは20歳になっても、残り100年をどう生きるか考えなければならないわけだ。

 テレビもない時代は、直接見聞した体験や、周囲の大人からの情報がほぼ全てで、子どもの情報源は大人に依存していた。……

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