【新たな英語学習のアプローチ(7)】CLIL型授業の流れ

上智大学言語教育研究センター非常勤講師 山ノ内 麻美

授業設計ができたら、次は構成を考えてみよう。「固定観念」をテーマに、私が実際に行った大学1年生の必修英語の授業を例に、図に沿って展開の過程を説明する。
1.言語、視覚、数字を使って背景知識の活性化

授業の冒頭、学生に「親戚に女の子が生まれたので人形をプレゼントしたい。どのような人形をイメージするか、絵を描き色を塗ろう」と呼び掛け作業した。この後、「肌色」という色は日本にしかないこと、米国で売っている人形は肌の色のバリエーションが豊富なことを、写真を見せつつ説明した。その上で「私たちは生まれ育った環境によって、固定観念がつくられるのではないか」という問いを投げ掛けた。

【ポイント】最も大切にしたいのは、「楽しい授業が始まりそうだ」と学習者の期待を高めることだ。……

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