【IN-Child(9)】現代を支える「こだわる」力

琉球大学教育学部教授 韓 昌完

ひと昔前、テレビもない時代の子どもたちが依存していたのは、本や自然、友達からの情報、大人(親・教員)の教えであったろう。当時の子どもたちは、知りたいことや気になることがあると、本を読んだり大人から話を聞いたりして情報を手に入れていたようだ。

そんな中にも「こだわり」の強い子はいたはずだ。特に虫や花、雲の動きなど、自然界に興味を持つ子どもは多かったのではないか。彼らは本を読んで自分なりに疑問を突き詰め、分からないときには大人に根掘り葉掘り聞いて調べ尽くし、納得がいくまで研究を続けていたかもしれない。

しかし、当時は情報源が少ないために、「こだわる」にも限界があったと思う。……

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