【探究的な問題解決能力(6)】算数・数学で統計教育

国立教育政策研究所統括研究官 坂谷内 勝
小学校算数では、百分率の計算、比例関係などの数学的な考え方を取り入れて、統計教育を実践できます。新学習指導要領では、「データの活用」領域が小学校全学年に設けられ、表やグラフの正確な作り方と読み取り方に関する内容を、基本から応用まで系統的に指導できるようになりました。

中学校数学では、ヒストグラム、標本調査などの統計学的な知識や手法を取り入れて、統計教育を実践できます。新学習指導要領では、これまで高校で扱っていた四分位数・箱ひげ図を第2学年で指導することになりました。

算数・数学の統計教育の全体的な意義が、統計を活用して「問題解決をしたり意思決定をしたりすること」であるのは当然ですが、新学習指導要領で強調されているのは「物事を批判的に捉え主体的に判断すること」です。……

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