【ICEモデル(1)】アクティブラーニングはこれでいいのか

京都情報大学院大学副学長・教授 土持 ゲーリー 法一

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・アクティブラーニングの評価方法としてのICEモデル


昨年、京都大学を退職した溝上慎一教授(現・桐蔭学園理事長/トランジションセンター所長)が『大学生白書2018 いまの大学教育では学生は変えられない』(東信堂)というショッキングなタイトルの著書を刊行して話題になった。これは大学だけを改革しても何も変わらないことを暗示している。大学を改革するには、小学校から高校までの初等中等教育段階から改革すべきとの趣旨である。

アクティブラーニングには二つの側面がある。「教員」主導型と「学習者」主導型である。多くの場合「(前略)教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である」とする、文科省の「アクティブ・ラーニング」の定義に沿った教員主導型である。

果たしてこれでいいのだろうか。……