【IN-Child(11)】子どもの苦手に執着しない

琉球大学教育学部教授 韓 昌完


 現在の教育システムにおいて、学習方法が合わないという子どもたちに関する悩みも寄せられる。特に、ノートやプリントに手書きする場面では、その「できなさ」が顕著であるために悩む教員や保護者が多い。

 寄せられた事例の原因を探ってみると、板書などを書き写すのが苦手だったり、プリントの空欄を埋められずに眠ってしまったりしている子どもの中には、授業内容に興味がないだけの子もいると分かってきた。また、読み書き以外の方法で自分なりの答えを導き出し、自分が得意な方法で他人に伝える手段を持っている子もいた。

 こうした場合、単純に読み書きが苦手であるとひとくくりにして、苦手克服のための学習支援を続けたり、書くことを強制したりするとどうなるだろうか。……

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