【IN-Child(12)】 1000人の子どもの1000通りの未来

琉球大学教育学部教授 韓 昌完
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 ・IN-Child―包括的教育を必要とする子ども
子どもは、常に大きな変化の途中にある生き物である。子どもの変化量やそのエネルギーに、大人のそれは到底及ばない。また、大人が思っている以上に環境から受ける影響が大きい。そんな子どもの現在だけを見て、すぐに「障害」と決めつけてしまうことは、子どもの未来を限定してしまう危険性もはらんでいる。

第2回で述べた通り、発達障害と診断を受けた場合、精神障害者手帳が交付される。さらに、障害者基本法において障害は「継続的」なものとされている。この言葉の重さを、われわれ大人がどれほど理解しているのか、改めて問いたい。

大切なのは、変化の途中にある子どもの「今」のニーズが何かを知ることではないのか。……

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