【「ギフテッド」の子供たち(5)】ギフテッドの多面的理解

どんぐり発達クリニック、ギフテッド研究所理事長 宮尾 益知
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「ギフテッド」の子供たち―天才が過ごせる環境づくり―
一般的にギフテッドは、同年の人間よりも早く(速く)、深く、広く学ぶ傾向にある。幼いうちから言葉を発したり文字を読んだり、年上の子供と同レベルで学習することもある。

高い論証能力、独創性、好奇心、想像力、洞察力、芸術性、共感的理解、豊富な語彙(ごい)、ずば抜けた記憶力など、優れた能力を持っている場合が多いが、全てのギフテッドがそうであるわけではない。わずかな反復学習で全体の概念を修得できる一方、完全主義に陥りやすい傾向もある。

ポーランドの精神科医カジミェシュ・ドンブロフスキは、1960年代にギフテッドについて「積極的な分離」という人格形成理論を主張した。……

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