【学習科学と先端技術の可能性(4)】学習活動の設計とEdTech

聖心女子大学教授 益川 弘如
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学習科学と先端技術の可能性
学習科学の研究領域におけるEdTechの活用は、CSCL(Computer Supported Collaborative Learning:コンピューター支援による協調学習)ともいわれる。

EdTechの活用で重要なのは、教授側が準備した知識をいかに効率的に個人のペースに合わせて順序良く学んでもらうかという個別最適化の追求ではない。他者との対話を通じて能動的に情報を入手し、自分の考えや理解を見直しつくり上げていく――一人一人異なるその思考過程を深める支援という意味での個別最適化を実現することだ。

学習科学では基礎・応用と知識・技能を切り分けるのではなく一体的に捉え、対話を通じた学習者の能動的な学びを単元・カリキュラムの設計に取り入れることが、資質・能力の育成につながると主張している。……

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