【「ギフテッド」の子供たち(6)】子供の利益になる話し方

どんぐり発達クリニック、ギフテッド研究所理事長 宮尾 益知
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・ 「ギフテッド」の子供たち―天才が過ごせる環境づくり―
欧米では、人間の成長・発達は一人一人違っているという前提が受け入れられ、尊重されている。早くから習熟度別指導が導入され、一般化しているのもそのためだ。子供たちは自分がギフテッドであること、またその教育を受けられることを誇りに思っている。

一方日本では、人間は皆同じペースで成長・発達するものだと考えられていて、特別な教育を受ける子供は「変わっている」と捉えられる。そこにはマイナスのイメージもつきまとい、欧米のような教育を推進するには難しい環境にある。そのため、ギフテッドの子供であっても通常の学校、クラスで教育を受けている。

ギフテッドの子供が持つ特性―自分にとって利益、興味があることしかしない、完璧を求め間違いを許せず、そのストレスによる行動が自分や周囲の人間に向けられる、感情の起伏が激しい―は、時に学級経営上問題となり、いじめや教師からの叱責を誘発する場合もある。……

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