【こども哲学(2)】高専での哲学対話

NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ
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日常の疑問を問い、考える こども哲学
今回と次回は、筆者の勤務校である工業高等専門学校(高専)の低学年を対象とする「倫理」の授業での哲学対話を紹介したい。

高専は主に中学校を卒業した後の進学先として機能し、5年をかけて工業系の専門教育を行う高等教育機関だ。今回紹介する倫理は、学生たちと同じ年齢層の高校生が使用する教科書を用いて40人ほどのクラス単位で授業を行っているため、高校での実践をイメージしてもらいやすいだろう。

授業では、哲学史を古代から順に講義するようなことはせず、学生たちにとって考えやすいと思われる重要なテーマや概念を取り出し、関連する哲学者や現代の諸問題を講義形式で紹介する。……

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