【ICEモデル(10)】 評価を促すICE動詞

京都情報大学院大学副学長・教授 土持 ゲーリー 法一
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アクティブラーニングの評価方法としてのICEモデル
アクティブラーニングの評価は難しい。なぜなら、知識と同じ物差しで評価しようとしているからである。ルーブリックの権威、ダネル・スティーブンス教授を日本に招へいしたとき、ある著名な大学教員から「『完璧』なルーブリックはあるのか」と尋ねられたことがあった。スティーブンス教授は苦笑しながら、そのようなものは「ない」と即答していた。評価に完璧なものはない。だからこそ、教育的評価(アセスメント)が重要になるのである。

学習パラダイムの提唱者であるジョン・タグ教授は、帝京大学での基調講演で「究極の学習パラダイムは、試験を超越したところにある」と注目すべき発言をした。

すなわち、試験がある限り、完全な学習パラダイムへの移行はできないということになる。……

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