【学校安全のリデザイン(4)】加害者を生まないために

日本こどもの安全教育総合研究所理事長 宮田 美恵子
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学校安全のリデザイン 災害、事件、事故から身を守る
川崎スクールバス襲撃事件について、今回は加害者の視点で捉えたい。

この事件は、声掛けによる連れ去りとは異なり、まさにテロ的であった。付属池田小事件しかり、こうした事件を引き起こした犯人の成育歴からは、複雑な家庭環境に置かれ、十分な愛情を注がれないまま大人にならざるを得なかったことがうかがえるケースが少なくない。

もちろん、そうした事情があろうと決して犯罪行為を肯定する要素にはならないが、子供を加害者にしないために、ひいては悲惨な事件を予防するために、ひとつの側面として見逃すことはできない。……

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