【学校安全のリデザイン(8)】心を育む「防犯モラルジレンマ」学習

日本こどもの安全教育総合研究所理事長 宮田 美恵子
この連載の一覧
学校安全のリデザイン 災害、事件、事故から身を守る
第6回で紹介した防犯体験学習は、通学路での声掛けによる連れ去りなどの際に危険離脱行動(危険から離れる、危険を伝える)を取りやすくする、いわば体に力を付ける学習であった。今回は心の面に着目した学習に触れる。

子供が略取・誘拐などの犯罪に巻き込まれるケースでは、甘言や脅しといった声掛けが契機となることがある。危険からの離脱行動は、危険を予測し、危険の対象を認知した上で実行されるものだが、そもそも声掛けに潜む危険に子供が気付くこと自体容易ではない。

こうした点に着目し、対応法を学習するために筆者が開発したのが「防犯モラルジレンマ学習」である。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。