【自己肯定感を育む11の方法(5)】楽観的なものの見方が身に付いているか

MP人間科学研究所代表/心理学博士 榎本 博明
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なぜ「自信のない子」が多いのか―自己肯定感を育む11の方法

何かにつけて物事を悲観的に受け止める心理傾向を持つ子がいる。授業中に先生に指名されたとき、ボーッとしていてうまく答えられないと、ひどく落ち込む。友達から嫌なことを言われると「きっと嫌われているんだ」と思い、落ち込む。試験で悪い点を取ると「自分は頭が悪いんだ」と自己嫌悪に陥り、落ち込む――。

このような心理傾向を持つ子どもは、なかなか自己を肯定することができない。何か失敗したり、嫌なことがあったりすると「自分は駄目だ」「どうせ自分は(嫌われている、頭が悪い)」などと自己否定してしまう。

ポジティブ心理学を提唱したマーティン・セリグマンによれば、楽観的なものの見方をする者は、悲観的なものの見方をする者よりも、勉強や仕事の成績がよく、うつになりにくい。……

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