【こども哲学(10)】哲学すべきは幼児か、それとも大人か

NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ
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日常の疑問を問い、考える こども哲学
最終回は、引き続き幼児とのこども哲学に関して、そしてそれが大人たちにどんな影響を及ぼすのかを論じる。

私は2018年から未就学児を対象に「こども哲学教室ソフィー」という教室を月2回開いている。幼児に哲学なんて無理じゃないか、そう思われるかもしれない。確かに、子どもたちが持っている語彙(ごい)は少ない。しかし、子どもたちは私たちが想像している以上に多くのことを考えている。

例えば「人は死んだらどこにいくのだろう」という、大人でも答えに窮するような問い掛けに対し、「土に埋まって地面の下の方にいる」「魂だけが空をふわふわしている」など、自分なりの考えを述べることができる。
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