【学校安全のリデザイン(10)】岐路に立つ学校安全

日本こどもの安全教育総合研究所理事長 宮田 美恵子
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学校安全のリデザイン 災害、事件、事故から身を守る

19年11月、大阪府の小学6年生が誘拐される事件が発生した。見つかったのは自宅から直線距離で約430キロ離れた栃木県。関西に住む小6女児と、犯人である関東の35歳男、交わるはずのない2人に接点ができるネットの特性が際立った。

この事件は、いつでも、どこでも、誰もが被害者になり得る現代の側面を突きつけた。事実、SNSに起因する事犯の被害児童数も増加傾向にある。

大阪府は18年に「安全安心の体制を補完する役割を果たせる」として学校内へのスマホ持ち込みを事実上容認する方針を発表した。……

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