【自己肯定感を育む11の方法(7)】 やり抜く自信があるか

MP人間科学研究所代表/心理学博士 榎本 博明
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なぜ「自信のない子」が多いのか―自己肯定感を育む11の方法

最近の子どもや若者の自己肯定感の低さには、自己効力感の低さが関係しているように思われる。「粘り強さがない」「すぐに諦める」といった心理傾向が指摘されるが、そこにも自己効力感が絡んでいる。自分にできる気がしないのだ。

自己効力という概念の提唱者であるアルバート・バンデューラは、期待を「結果期待」と「効力期待」に分けた。結果期待は「こうすればうまくいく」という期待を指す。効力期待は「自分はその行動を取ることができる」という期待であり、いわば、自分はそれができるという自信である。

結果期待は、例えば、この問題集をマスターすれば試験で良い成績が取れるはず、毎日素振りをしっかりやれば試合に出られるはず――といった期待である。
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