【日米の学校(4)】「ロケットはもういらなくなる」

東京学芸大学附属国際中等教育学校副校長 雨宮 真一
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グローバル教師が見た日米の学校
日本の学校と補習授業校で校内の様子が全く異なって見えるのは、保護者の姿が1日中あちこちにあるからだろう。子供たちは皆、親が運転する車に乗って登下校する。高速道路を使い片道3時間以上かけて送迎している家庭もある。子供たちを教室に送り届けた後は、学校が親同士の貴重な情報交換の場となるから、授業中の廊下やカフェテリアは小さな日本社会となり、活気がある。

保護者はなにも1日中おしゃべりに興じているわけではない。学校運営にも協力しているのだ。図書室の本の貸し出し、授業プリントの印刷など内容はさまざまだ。そもそもこの学校の設置者は保護者であり、日本でいうPTA役員が運営委員会を組織している。学校において派遣教員は教育的助言者という立場だ。

保護者と話をするのは楽しい。……

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