【シティズンシップ教育の可能性(4)】話し合い活動の意義

日本シティズンシップ教育学会
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シティズンシップ教育の可能性
シティズンシップ教育の究極の目的は、民主的な対話に基づく合意形成を目指し、課題を平和裏に解決することである。そのためには、賛否の分かれる問題に対し、感情に任せて議論するのではなく、理論的かつ批判的な思考に基づき、公平性が担保されたルールにのっとって議論する経験が不可欠である。

その際、意見の違いや多様性に向けた寛容さ、異なる意見が出される理由や背景に対する理解といった点も重要となる。また、最終的に多数決を用いる場合でも、少数意見に対する尊重と配慮がなされることが大切である。

このような民主的な対話による合意形成に関する教育は、あらゆる学習集団の中で継続的に積み上げていく必要があり、就学前教育の段階から実践できる。……

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