【日米の学校(7)】「何か質問ある?」

東京学芸大学附属国際中等教育学校副校長 雨宮 真一
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グローバル教師が見た日米の学校
娘が通う学校で授業参観があると聞いて、心待ちにしていた。いよいよ現地の公立小学校の授業が見られる。わくわくしながら校舎の扉を開けると、ホールの大きなテーブルに置かれた果物やドーナツに出迎えられ、思わず面食らった。

コーヒーを片手に教室へ向かう。日本なら保護者が教室の後ろにズラリと並び、わが子の様子を微笑ましく、時に苦々しく見守るはずだが、どの教室をのぞいても、そんな光景は見られない。保護者は教室の端に置かれているいすを持って、子供の脇に座るのだ。

周りに倣って娘の横に座ると、何だか自分が生徒のようだ。……

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