【寛容な教室のつくり方(2)】規範を振りかざしても子どもは説得できない

弁護士・特定非営利活動法人ストップいじめ!ナビ理事 真下 麻里子
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寛容な教室のつくり方~弁護士からの提案~

前回、私が自分のいじめ防止活動において、いじめを「すべきでない」と発信し続けることに、疑問を感じたことを紹介しました。

誤解がないよう述べておきますが、私が最も子どもたちに伝えたいのは、「いじめは人の尊厳(いじめ防止対策推進法1条)を傷つける行為だからやってはいけない」というメッセージであり、それ自体に迷いが生じたわけではありません。事実、いじめが法律で禁止されている理由はそこにあります。

疑問を感じたのは、それを伝えるコミュニケーションの在り方として、「すべきでない」と規範を振りかざすことに対してです。……

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