【寛容な教室のつくり方(4)】「価値の逆転現象」が起きている

弁護士・特定非営利活動法人ストップいじめ!ナビ理事 真下 麻里子
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寛容な教室のつくり方~弁護士からの提案~


前回、私は「力のコミュニケーション」が子どもの思考を停止させ、コミュニケーションを深める機会、適正な自己肯定感を養う機会を奪うから、できる限り減らした方がよいと述べました。また、その大きな根拠となる事実として、自身や友達の人格や尊厳よりも遅刻しないことなどの「すべきこと」を重く考える子どもたちが一定数存在することを紹介しました(潜在的にはかなりの割合で存在していると感じています)。

実は、教育現場で活動していると、基本的人権の擁護を使命とする弁護士(弁護士法1条参照)が驚くような「価値の逆転現象」にしばしば直面します。

いじめ問題だけでなく、私はキャリア教育の講演などにも呼ばれることがあり、そこでは弁護士という仕事について紹介するほか、勉強に関する話もします。……

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