【シティズンシップ教育の可能性(10)】シティズンシップ教育のこれから

日本シティズンシップ教育学会
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シティズンシップ教育の可能性
数年前、全市を挙げてシティズンシップ教育に取り組みたいという、ある地方自治体の教育委員会に依頼され、管轄下の中学校の研修会に講師として出向いた時のことである。

教頭先生に促されて会場となる会議室に入った瞬間、私を待っていたのは、教員の刺すような厳しい視線だった。校長先生による講師紹介の第一声も「また、教育委員会が無理難題を押し付けてきましたが…」だった。講師紹介でそれはなかろうと思いつつ、私はその時、教育委員会側の意向と学校側の現実がずれていることをはっきりと認識した。

それ以来、シティズンシップの話をするために新しい学校に出向くときには、必ず次のように先生方に向けて語り掛けている。……

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