【寛容な教室のつくり方(6)】腹を立ててもよい、感じることは自由

弁護士・特定非営利活動法人ストップいじめ!ナビ理事 真下 麻里子
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寛容な教室のつくり方~弁護士からの提案~


前回、私は「友達から借りたDVDに傷を付けて返してしまった子が、その友達を含むグループの子たちから仲間はずれにされる」という事例において、仲間はずれにした側の「内心の自由」(憲法19条)という価値にも、子どもたちには向き合ってほしいと述べました。

「内心の自由」とは、思想・良心の自由とも呼ばれ、日本国憲法において保障されている精神的自由のうちの一つです。私たちは、内心でどんなことを考えていても、それを行動として外に表さない限りは絶対的に自由です。個人の「思っていること」や「感じていること」は、その人の人格や尊厳を支えるものですから、極めて重く尊いものと考えられています。

ですから、他人が簡単に「こう感じてはいけない」とか「こう思わなければならない」「こう思うべき」などと強制することはできません。……

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