【寛容な教室のつくり方(8)】「内心の吐露」で相互理解を深める

弁護士・特定非営利活動法人ストップいじめ!ナビ理事 真下 麻里子
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寛容な教室のつくり方~弁護士からの提案~


本連載ではこれまで、「規範に従え」のニュアンスを持つ「すべき」という言葉を使って相手を説得しようとするなどの「力のコミュニケーション」は、できる限り減らしていった方がよいと述べてきました。理由は第3回で述べた通り、「力のコミュニケーション」は子どもの思考を停止させ、コミュニケーションを深める機会、適正な自己肯定感を養う機会を奪うからです。

だから私は、子どもたちに対し、たとえ腹が立ったとしても相手の尊厳を傷付けるような手段を選択「すべきでない」ではなく、選択「しないでほしい」と伝えていることを前回述べました。

「しないでほしい」という言葉は、「私は嫌だと思っている」という内心の吐露と「行動をやめてくれ」という依頼が組み合わさったものです。……

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