【困った保護者とどう向き合うか(3)】保護者による苦情・要望にはどんなタイプがあるか

日本大学文理学部教授 佐藤 晴雄
この連載の一覧
「困った保護者」とどう向き合うか


保護者による苦情・要望は、幾つかのタイプに分類できる。図中の縦軸は学校として「対応はできる―対応が難しい」を表し、横軸はその申し出が「もっとも―おかしい」を表す。

この両軸を交差させると、①正当型(例:わが子にいじめ・暴力をし続ける子を指導してほしい)、②学校依存型(例:親の言うことを聞かないわが子を学校で指導してほしい)、③無理難題型(例:仲の良くない子と同じクラスになったので、クラス替えをしてほしい)、④同情型(例:卒業アルバムにわが子のスナップ写真がないので、作り直してほしい)の4タイプに分類できる。

筆者らによる調査では、それぞれの苦情・要望を「当然」と回答した保護者の割合(肯定率)は、正当型90.8%、学校依存型14.3%、無理難題型10.5%、同情型21.7%であった。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。