【困った保護者とどう向き合うか(5)】初期対応に手抜かりはないか

日本大学文理学部教授 佐藤 晴雄
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「困った保護者」とどう向き合うか


保護者問題に関しては、学校の初期対応の拙さが学校不信を招き、事を深刻化させ、その結果、保護者を「困った存在」にしてしまうことが少なくない。

ある小学校の話である。3年生の女児が階段付近で同じクラスの男児に背中を押され、落下して軽傷を負った。状況を説明するため、担任は女児の保護者に学校へ来るよう求めた。すると、たまたま仕事が休みだった父親も、母親と共にやって来た。

それを見た担任は「お父さんもいらして、一人っ子だからかわいんですね」と余計な言葉を口にした。……

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