【困った保護者とどう向き合うか(6)】クレーマーを懐に取り込む

日本大学文理学部教授 佐藤 晴雄
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「困った保護者」とどう向き合うか


神奈川県のある公立小学校では、7月に校外学習として磯遊びを実施している。その際、保護者ボランティア数人に引率と見守りを依頼するのが通例であった。

暑い中での活動のため、児童には必ず水筒を持参し、水分を適宜補給するよう指導していた。ところが、1人の男児が水筒を持参し忘れたため、友達に水を分けてもらい、乾きをしのいでいた。この姿を保護者ボランティアの多くが見ていた。

後日、1人の保護者ボランティアが水筒を忘れた児童の母親と街で出会い、「磯遊びの時、おたくの〇〇君が水筒を忘れて大変だったのよ」と軽い気持ちで話した。……

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