【子どもアドボカシー(8)】学校におけるいじめとアドボカシー

熊本学園大学教授 堀 正嗣
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子どものSOSを見逃さない 子どもアドボカシー


私は仲間と『子どもアドボカシー実践講座』(堀正嗣・子ども情報研究センター編、解放出版社、2013年)という本を出版した。本書ではさまざまな場面でのアドボカシーの事例を開発し、演習ができるようにしている。その中から、いじめられて不登校になった子どもの事例を、一部改変して紹介する。

「1学期、綾香さんはクラスメートの和美さんから同意を求められたことに『私は、そうは思わない』と言ったことをきっかけに、靴を隠されたり、教科書をぐちゃぐちゃにされたり、ビンタされたり、肩を押されたりするようになりました。2学期になると、ビンタされたりすることはなくなったものの、陰で悪口を言われるようになりました。クラスの多数の人から、陰湿ないじめを受けていると感じ、次第に学校に行けなくなりました。」

あなたが学校の教職員や独立アドボケイトだったら、綾香さんをどのように支援するだろうか。……

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