【Withコロナ時代の体づくり(2)】コロナ禍で露呈した不十分な体育の学習成果

東京学芸大学准教授 鈴木 直樹
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Withコロナ時代の体づくり ICTとの融合


学校が休校になり、オンラインを活用して学校と家庭をつなぐ試みが数多く実践されるようになりました。ある英国の有名なトレーナーが、「P.E. With Joe」と題して家の中でも活動ができるような動きを紹介し、それを子供たちがまねしながら運動する動画コンテンツをYouTubeで配信しました。この第1回配信動画の再生数が、なんと640万回を超えたということで話題になりました。

運動不足解消を目指して、動画で活動やダンスを配信し、子供たちに運動を促す取り組みは大変多く実施されています。そして、このような取り組みを「体育」と称して実施している動画がいかに多いかに驚かされます。このような事実を目にして、一般の人々だけでなく教師にとっても、体育は「身体活動をさせる時間である」と認識されているのではないかと思えました。

本来、このようなときだからこそ、体育で学習した成果を発揮し、運動との関わり方を創意工夫して実践できるようにすべきではないかと思います。……

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