【スクールソーシャルワーク(7)】スクリーニング会議の実際:メゾからマクロ実践へ

大阪府立大学教授 山野 則子
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子どものSOSを見逃さない スクールソーシャルワーク


前回紹介した、気になる子どもを発見して対応を決める「スクリーニング会議」の様子をのぞいてみよう。

5年生の学年会議。全児童につき一人ずつ順番に検討していく。担任が「この子はちょっと休みがち。でも家庭訪問をした時に母親が前よりも学校に気持ちを向けていると話してくれた」と報告する。すると、妹を知る専科担当が「そういえば妹の絵に、いつも家族が登場する」と続ける。特別支援担当からも相づちが入る。

その後、引き続き様子を見ていこうという話になり、話題が次の子どもに行きかけた。そこにSSWerから「子どもたちは家族を大切にしているのですね?」「母親が『学校に気持ちが向いている』と思うのはどんなところから?」と指摘が入る。

もし、SSWerがいなければ、話はそのまま流れただろう。……

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