【プログラミング教育の勘所(6)】プログラミングは日常生活にも役立つ

NPO法人CANVAS理事長/一般社団法人超教育協会理事長/慶應義塾大学教授 石戸 奈々子
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プログラミング教育の勘所


身の回りの電化製品の仕組みを学ぶことで、コンピュータの知識を得ることもできます。例えば炊飯器。「初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」。炊飯器が普及する以前に、かまどでおいしくご飯を炊くための火加減を伝える言葉です。初めは弱火でかまど全体を温め、その後強火で沸騰させる。沸騰したら火を弱め、ふたを取らずにしっかりと蒸らす。

昔はこうして、人がその都度火加減を調整しなくてはいけませんでした。今は初めにスイッチを押せば、コンピュータのプログラムが自動的に加熱パターンを制御してくれます。

同様に、駅の自動改札や信号機、お風呂の湯沸かし器など、身近な電子機器がどのような命令で成り立っているのか、子どもと一緒に考えてみると、仕組みへの理解が深まるかもしれません。……

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