【コロナ時代の若手教師自己研鑽術(7)】サークルや研究会に参加・所属する

川崎市公立小学校教諭 土居 正博
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教師が一人で力量を高めていくのには限界があります。同じ志を持つ仲間を得たり、模範となるメンター(師)と出会ったりすることがとても重要です。

そうした良き出会いを得られるのがサークルや研究会です。教師が力量を高めるには、これらの集まりに積極的に参加したり、継続的に所属したりすることが重要だと思います。

サークルや研究会に参加したり、所属したりすることによるメリットとして次の三点があります。

第一に、他の教師とのつながりをつくれることです。教師は言うなれば孤独な存在です。一人一人が一教室や一教科を割り当てられ、基本的には授業や学級経営を全て一人で行います。そのため、他の教師がどのような実践をし、どのように考えているのかを知り、「自分も成長したい!」と刺激を受ける機会が少ないのです。

そのような状況がある中で、サークルや研究会で高い意識や力量を持つ教師や、模範となるメンターと出会い、数年間あるいは数十年間もの間、共に研さんを積んでいけるということ自体、とても価値があることです。

第二に、アウトプットの機会を確保できることです。サークルや研究会では全員あるいは立候補者が自分の実践をまとめ、それを発表します。その発表をまとめる段階で自分の実践を振り返り、考察を加えることになり、その過程自体が非常に大きな学びになります。サークルや研究会に所属することで、その機会を定期的に得ることができるのです。

第三に、自分の実践に対して、仲間やメンターからコメントやアドバイスをもらえることです。そのため、自分一人では気付けなかったことや分からなかったことを知ることができます。

一人で考えているとどうしても視野が狭くなりがちですが、人と話したり実践を共有したりすることで、視野を広く持つことができます。私自身、これまで自分の実践がうまくいかなくて悩んだことも多くあります。そんな時こそ、サークルや研究会で実践発表するように心掛けてきました。そこでいただいたコメントがきっかけで、道が開けたことも何度もありました。

このように多くのメリットのあるサークルや研究会。昔からこれらの多くが東京など大都市で開かれており、地方の教師が参加するのは難しいものがありました。しかし、今では、Zoomなどを用いてオンラインで全国どこにいても参加が可能になっています。

開催情報をインターネットや雑誌などで小まめにチェックし、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

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