【コロナ時代の若手教師自己研鑽術(8)】サークルを立ち上げる

川崎市公立小学校教諭 土居 正博
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前回の記事で「サークルや研究会に参加・所属すべき」ということを述べました。しかし、最近は「身近にサークルや研究会がない」という声をよく耳にします。確かに、昨今の多忙化などにより、サークルや研究会は減ってきており、活動が縮小されているようなケースもあります。「身近にない」と感じても不思議ではありません。

身近に参加できるサークルや研究会がない場合、どうしたらよいのでしょうか。答えは一つ、自分で立ち上げればよいのです。研究会を立ち上げるとなると少し難しいかもしれませんが、サークルであれば簡単です。

志ある教師が自分を含めて2人以上定期的に集まり、実践についてああでもないこうでもないと検討し合えば、それは立派な「教育サークル活動」です。前回の記事で挙げたような効果が期待できます。

ですから、すべきことは、同期でも校内でも、「この人は!」と思える同年代の先生を見つけ、「一緒に勉強会をしてみませんか?」と声を掛けることだけです。やる気のある方であれば、きっと興味を示してくれるでしょう。

サークルの内容は、基本的には実践レポートを持ち寄って発表し、それを検討し合うという形でよいでしょう。サークルでの発表のために、実践レポートにまとめること自体が非常に大きな学びになります。自分の実践を振り返り、反省や考察を加えることになるからです。

そこから得られる学びは、即自分のものになります。他人ではなく、自分自身の実践から得た学びだからです。自分の実践を振り返ってわざわざレポートにまとめることなど、サークル活動をしていなければほとんど行わずに教師人生を送ってしまうことでしょう。だからこそサークルを立ち上げ、自分の実践を仲間と振り返る機会を確保することは非常に重要なのです。

レポートの発表の他には、模擬授業や今後の単元指導計画の検討なども考えられます。サークル活動は自由ですから、自分たちに合ったものにしていけばよいと思います。

私自身、5年前に大学の同期と「KYOSO’s」という教育サークルを立ち上げました。初めは2人でしたが、今では10人ほどのメンバーが参加しています。会議室を借りて集まり、レポートの発表・検討や模擬授業を行ってきました。最近はコロナの影響で集まることはしていませんが、その代わりにZoomを用いて開催しています。

オンラインも視野に入れれば、全国各地の教師とサークルを立ち上げることも可能です。自ら動き、学ぶ場をつくっていきましょう。

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