【学校保健のミッション(3)】ストレスにさらされる子供たちの心

埼玉大学教育学部教授 戸部 秀之
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コロナ禍の子供に寄り添う 学校保健のミッション


コロナ禍において、子供のストレスを心配する声が聞かれます。コロナ禍は子供たちの「心」にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。前回に引き続き、養護教諭の声を手掛かりに見ていきましょう。


まず、子供たちの多くが学校再開を喜んでいることは確かです。一方で、私の調査では、約6割の養護教諭が不登校や保健室登校、登校しぶりなどの不適応傾向を示す子供、精神的に不安定な子供が「増えた」と答えています。これは小・中・高の種別に関係なく、同様に見られる傾向です。


背景要因として多いのは、「休校中の生活リズムの悪化」や「休校中のゲームやネットの過剰使用」、「長期の休みによる登校意欲の低下」です。……

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