【学校保健のミッション(7)】コロナ禍で子供は何を考えたか

埼玉大学教育学部教授 戸部 秀之
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コロナ禍の子供に寄り添う 学校保健のミッション


コロナ対策の一斉休校中や学校再開に合わせて、私がある中学校の養護教諭と協力して行ったアンケートには、生徒のさまざまな不安や学校へ要望の声がありました。コロナ禍で混乱する社会に向けた、生徒たちの願いと言っても過言ではありません。コロナ対策の中で子供は何を考えたのか、子供の視点で見ていきましょう。

まず、長期にわたった一斉休校を生徒はどのように捉えたのでしょうか。以下、各項目に「当てはまる」と回答した生徒の割合を添えて紹介します。

子供は「学校が休みになってうれしい」(26%)、「授業を受けなくていいのでうれしい」(15%)と感じているのではないか――大人はそう思いがちです。……

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