【Withコロナから見たGIGAスクール構想(9)】Withコロナ、アフターコロナを見据えた教員研修

埼玉県川越市立新宿小学校教諭 鈴谷 大輔
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コロナ禍を経験し、学校教育のパラダイムシフトが叫ばれるようになりました。そもそもパラダイム(その時代に当然とされていた考え方や価値観)は教育を通じてつくられる部分が大きく、その教育界自体がシフトを迫られていることは、大きなことです。

従前、われわれが共有していたパラダイムは「学びは教室でするもの」や「集まって授業を受けるのが当然」といったものでした。

ところが、Withコロナ、アフターコロナを見据えたとき、そのような考え方を変化させることが必要となってきました。さらに言えば、教員研修においても同様のことが言えるでしょう。

例えば研修形態。本年度からオンラインでの研修がスタートしたところも少なくないでしょう。スライドを画面で共有するだけでなく、それ以外の各種資料についても、内容に合わせた提示が行われています。チャットを使って、全体の流れを止めることなく質問ができるのもメリットです。また、学校から研修場所へ移動する必要がないため、時間の確保を行う上でも、大きなメリットです。

しかしながら、ノンバーバルコミュニケーションのしづらさは残念ながらいまだ課題として残りますし、実技の伝達がしづらいという点も課題として挙げられています。

今後、研修内容が洗練されていく中で解消されるものも多いでしょうが、これからの研修は互いの良いところを補い合いながら、ハイブリッド化が進んでいくのではないでしょうか。

また、オンラインであるからこそ、つながることへのハードルが下がるという点から、任意の団体や有志による研修会も活発に開催されるようになりました。私が代表を務めるType_Tも同じで、「Type_TのTT」という形で、毎週二人ずつオンラインで実践内容を発表しています。

北海道から沖縄まで多くの先生方が一堂に会し、互いの実践を交流し、それをYouTubeでもライブ配信しています。また、この連載もType_Tの協力をいただいており、起案から修正、入稿に至るまで、オンライン上でのやり取りで完結しています。

このように、われわれ教員の研修も大きな変化を遂げました。この経験を子供たちへと還元できれば、よりすてきな実践ができることでしょう。

次回は連載のまとめです。

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